ハムスター

ハムスターを飼うんじゃなかった…と初心者が後悔する理由と対策

小さくて愛らしいハムスターの姿に惹かれ、「飼ってみたい」と思う方は多いでしょう。

しかし、いざ迎えてみると「こんなはずじゃなかった」と戸惑う声も少なくありません。

想像と現実のギャップに悩み、後悔してしまうケースも。

本記事では、「ハムスターを飼うんじゃなかった…」と後悔する理由やその対策、飼う前に知っておくべきポイントを解説します。

ハムスターとの暮らしを失敗しないために、ぜひ参考にしてください。

「ハムスターを飼うんじゃなかった」と後悔する理由

ハムスターは小さくて可愛らしい見た目から、気軽に飼えるペットと思われがちです。

しかし実際に飼い始めてみると、想像と違った一面に驚く人も少なくありません。

ここでは、ハムスターを飼って後悔したと感じる主な理由について解説します。

懐いてくれない

ハムスターは「懐いてくれる」「手のひらで遊んでくれる」というイメージを持っている人も多いでしょう。

しかし、現実は少し異なります。

ハムスターは基本的に単独行動を好む動物であり、人と積極的に触れ合うことを求めてはいません。

また、懐くまでには時間がかかるため、焦って手を出すと驚かせてしまい、かえって警戒心を強めることもあります。

飼い主の「もっと仲良くなりたい」という気持ちと、ハムスターが本能的に保とうとする距離感との間にギャップが生まれ、思うような関係が築けないと感じてしまうことがあるのです。

夜行性で生活リズムが合わない

ハムスターは夜行性の動物です。

日中はほとんど寝ていて、夕方から深夜にかけて活動を始めます。

そのため、飼い主が寝静まった時間帯にケージ内で活発に動き、回し車を勢いよく回したり、床材を掘る音が響いたりします。

静かな時間に響く音により、睡眠の妨げになると感じる人も多いです。

とくにワンルームで暮らしている場合、ケージの置き場所によってはストレスの原因になることがあります。

日々のお世話や掃除が大変

「小動物だから手間がかからないだろう」と思って飼い始める人もいますが、実際には日々の世話が意外と多くあります。

具体的には、毎日の給餌と水の交換、数日ごとの床材の掃除、週に一度のケージの掃除をしなければなりません。

床材が湿ったまま放置されると臭いや病気の原因にもなるため、こまめなチェックが必要です。

忙しい日が続くと、こうした日常的な世話が負担に感じるケースがあります。

飼育費用が予想よりかかる

ハムスターは初期費用が安いイメージがありますが、実際には必要なアイテムをそろえると1万円〜2万円程度はかかります。

ケージ本体、給水器、餌入れ、床材、回し車、巣箱などが最低限必要です。

さらに、毎月のエサ代、床材・砂の消耗品代に加えて、病気やケガをした際の通院費も想定しなければなりません。

また、ハムスターに対応できる獣医が限られている地域では、診察料が高めになることもあります。

脱走しやすく管理が難しい

ハムスターは体が小さく柔軟なため、わずかな隙間からでも簡単に脱走してしまいます。

ケージの扉をしっかり閉めたつもりでも、ロックが甘かったり、金網の間隔が広かったりするとすり抜けてしまうことがあるのです。

たとえば、夜間はハムスターが活発に動く時間帯なので、飼い主が気づかないうちに脱走してしまうケースも少なくありません。

家具の裏や家電の隙間などに入り込むと、見つけ出すのが困難になるだけでなく、感電や圧死などのリスクも伴います。

こうした脱走は、飼い主にとって精神的な負担になるだけでなく、ハムスター自身の命を危険にさらすものです。

そのため、ケージの構造を見直しや、安全な場所に設置することはもちろん、脱走防止グッズの活用などの管理体制をしっかり整えておく必要があります。

体調の変化に気づきにくい

ハムスターは体が小さいうえ、野生の本能として「弱っていることを隠す」性質を持っています。

そのため、体調を崩していても目立った変化が見られず、飼い主が気づいたときにはすでに症状が進行しているというケースも珍しくありません。

たとえば、「最近あまり動かない」「食べる量が減った」「毛並みがぼさぼさしている」など、一見すると些細な変化が実は病気のサインであることもあります。

毎日の観察を怠ると、異変を見逃してしまい、手遅れになることもあるのです。

日々の健康チェックに加えて、事前にかかりつけ医を探しておく必要があります。

ハムスターを飼う前に知っておきたい4つのこと

ハムスターは手軽に飼える印象がありますが、飼育の基礎を知らずに迎えると、思わぬ後悔につながることもあります。

ここでは、ハムスターをお迎えする前に知っておくべき4つのポイントを見ていきましょう。

種類ごとの性格と特徴を知る

ハムスターにはいくつかの種類があり、それぞれ性格や飼いやすさに違いがあります。

見た目だけで選んでしまうと、理想と現実のギャップに戸惑うこともあるため、あらかじめ特徴を把握しておきましょう。

種類サイズ性格初心者向き特徴
ジャンガリアン小型比較的穏やか慣れやすく、初めての飼育でも扱いやすい
ゴールデン中〜大型おっとり体が大きめで落ち着きやすく、人懐こいことも多い
ロボロフスキー超小型非常に臆病触れ合いが難しく、観察を楽しみたい人向け

すべてのハムスターに共通するのが「夜行性」で「単独飼育が基本」という点です。

昼間に活発なペットを望む場合は相性が合わない可能性もあるため、自身のライフスタイルと照らし合わせて選びましょう。

ハムスターの種類は、実は25種ほど存在します。
そのうち、ペットとして飼育されているのは9種類です。

・ゴールデンハムスター
・キンクマハムスター
・ジャンガリアンハムスター
・ロボロフスキーハムスター
・キャンベルハムスター
・アルメニアンハムスター
・クロハラハムスター
・カンガルーハムスター
・サファイアブルーハムスター

出典:株式会社マルカン>ハムスターの特徴は?種類別に性格や体の特徴を分かりやすく解説

飼育に必要な環境とアイテムを揃える

ハムスターが安心して暮らすためには、適切な住環境とアイテムの準備が欠かせません。

見落とされがちですが、ケージの広さや通気性、設置場所なども快適さに直結します。

最低限必要な飼育用品は、以下の通りです。

  • ケージ(60cm以上推奨。ゴールデンは80cm以上が理想)
  • 給水器・エサ入れ(安定感があり倒れにくいもの)
  • 回し車(静音設計のものがベスト)
  • 巣箱・トンネル(隠れる場所は安心感につながる)
  • 床材(紙や木製で、粉塵の少ないタイプが望ましい)
  • 砂浴び容器(体の清潔とストレス解消に役立つ)

設置場所としては、直射日光が当たらず、エアコンの風が直接当たらない静かな場所が理想です。

家の中でも、人通りが多くない落ち着いたスペースを選ぶと良いでしょう。

お世話の内容と健康管理を知る

ハムスターは、毎日のお世話と継続的な観察が欠かせません。

「忙しくて世話ができない日がある」「動きにくい日もある」という人は、ハムスターの飼育がしっかりできるかをよく考える必要があります。

日常のお世話と健康管理の目安は以下の通りです。

ケア内容頻度の目安ポイント
エサと水の交換毎日食べ残しは都度片付け、新鮮な水を用意する
トイレや床材の部分掃除2〜3日に1回汚れた部分だけ交換して衛生を保つ
ケージ全体の清掃週1回床材をすべて交換し、ケージは水洗いしてしっかり乾かす
行動や体調のチェック毎日動きが鈍い・毛並みが悪い・食欲がない等に注意を払う

ハムスターは体調不良を隠す傾向があるため、日常の観察が病気の早期発見につながります

異変に気づいた際にすぐ相談できる、ハムスター対応の動物病院も事前に探しておきましょう。

かかる費用と時間を確認する

「ハムスターは小動物だからお金も手間もかからない」というイメージで飼い始めると、思っていたより出費が多く感じてしまう可能性があります。

初期費用と毎月の維持費、世話にかかる時間を事前に把握しておきましょう。

【初期費用の目安】

項目費用の目安
ケージ5,000〜10,000円
床材・砂・巣箱2,000〜3,000円
給水器・餌入れ1,000円前後
回し車・遊び道具2,000〜3,000円
合計約10,000〜15,000円

【月々のランニングコスト】

  • エサ代:500〜1,000円
  • 床材・砂の補充:1,000〜2,000円
  • 消耗品・おやつ・衛生用品:500〜1,000円
  • 通院や健康管理の予備費:3,000円〜(必要に応じて)

【毎日・毎週かかる時間】

  • 毎日のケア(エサ・掃除・観察):10〜15分程度
  • 週1回のケージ全体清掃:20〜30分程度

生活に支障なく続けられるかを冷静に検討することが、後悔を防ぐポイントです。

急な出費や「想像より時間が取れない」というストレスを減らすためにも、時間とコストの事前把握は必須といえるでしょう。

ハムスターを飼うんじゃなかった…と後悔したときの対処法

どれだけ準備をしても、実際に飼ってみて初めて気づく悩みはあるものです。

可愛さだけで決めてしまうと、想定外の大変さに戸惑い、「こんなはずじゃなかった…」と感じることもあるでしょう。

ここでは、そんな後悔を感じたときにどう向き合い、どんな改善策があるのかを3つの視点から紹介します。

悩みの原因を整理する

まず大切なのは、「なぜ後悔しているのか」を具体的に言語化することです。

漠然としたイライラや疲れのままでは、対策も見つかりません。

感情を整理することで、解決すべきポイントが見えてきます。

よくある原因としての例は、以下の通りです。

  • 思ったより懐かない、触れ合えない
  • 夜中に音がうるさくて眠れない
  • 毎日の世話や掃除が想像以上に手間
  • 費用や通院など予想外の負担がある

こうした悩みが一時的な戸惑いなのか、それとも長期的にストレスになっているのかを見極めることが重要です。

一度紙に書き出して、「何がしんどいのか」「どうなれば改善するのか」を整理すると、気持ちが落ち着いてきます。

とくにハムスターを初めて飼う方の場合、最初の数週間は慣れないことも多く、時間の経過とともに自然と解決するケースも少なくありません。

環境や接し方を変えてみる

後悔の原因が飼育環境や接し方にある場合、少しの工夫で改善できることもあります。

音や匂い、距離感など、ハムスターの性質に合った環境づくりはとても大切です。

以下に、よくある環境ストレスの原因と対策をまとめました。

悩みの内容主な原因改善アイデア例
夜中の騒音が気になる回し車やケージの音・静音設計の回し車に変更
・ケージを別室または離れた場所へ
匂いが気になる床材の清掃頻度や種類・消臭効果のある床材に変更
・掃除の頻度を見直す
懐いてくれない接し方が合っていない/警戒心が強い・無理に触れず、声がけやおやつで距離を縮める

また、ハムスターは夜行性のため、昼間にかまいすぎるとストレスを感じやすくなります。

人間の生活リズムに合わせようとせず、「適度な距離感を保つ」ことも大切です。

飼い主ができる範囲で環境を見直すことで、ストレスが軽減され、気持ちにも余裕が生まれてくるでしょう。

相談できる場所や情報を活用する

「どうしても不安が拭えない」「工夫しても改善しない」と感じたときは、一人で抱え込まず、外部のサポートを頼ことも検討してみてください。

相談できる主な場所や方法は以下の通りです。

  • ペットショップ:飼育アドバイスや用品の相談ができる
  • 動物病院:健康や行動に関する相談。対応可能な病院を事前に確認
  • SNS・飼育コミュニティ:他の飼い主の経験談や悩みの共有が可能
  • 掲示板・ブログ:リアルな体験談から、具体的な解決策を見つけられる

たとえば、似た悩みを経験した人の話を読むことで、「自分だけじゃない」という安心感から、ストレスを軽減できる可能性があります。

また、動物病院では健康面だけでなく、飼育全般に関する相談を受け付けている場合も多いため、頼れる存在としてリストアップしておくと安心です。

情報が多すぎて混乱する場合は、信頼できるサイトや獣医師監修の情報を選ぶのがポイントです。

まとめ:ハムスターとの暮らしで後悔しないために

本記事では、「ハムスターを飼うんじゃなかった…」と後悔しがちな理由や対処法についてご紹介しました。

ハムスターとの暮らしを後悔しないためには、事前に性格や生活リズム、必要なお世話や費用などをしっかり理解しておくことが大切です。

もし飼い始めてから戸惑うことがあっても、飼育環境を見直したり、周囲に相談したりすることで、状況を改善できる場合も少なくありません。

そして、何より忘れたくないのは、ハムスターの存在が日々にもたらしてくれる「小さな幸せ」です。

回し車を一生懸命走る姿や、ほお袋をいっぱいにしてごはんを食べるしぐさ、小さな手足でちょこんと立つようすなど、ハムスターはかわいさにあふれています。

すぐに懐いてくれるわけではなくても、時間をかけて少しずつ距離が縮まっていく過程も、ハムスターと暮らす楽しさのひとつです。

きちんと準備を整え、無理のない範囲で向き合っていけば、きっとかけがえのない存在になってくれるはず。

ハムスターとの暮らしが、あなたにとって特別な毎日へとつながっていくでしょう。

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ぐーとむー

大切なペットとの生活に役立つ情報を発信しています。 2匹のビションフリーゼと生活中。

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