毛が抜けない中型犬8選|初心者でも飼いやすいおすすめの犬種を紹介

「犬を飼いたいけど、毛が抜けるのが心配…」
「アレルギーがあるから、できるだけ毛が少ない犬を選びたい」

というお悩みをお持ちではありませんか?

とくに中型犬は体が大きめな分、抜け毛の量も気になるところですが、実は抜け毛が少なく、掃除やアレルギーの心配が減らせる犬種も存在します。

本記事では、抜け毛が少ない中型犬を厳選して8犬種紹介し、それぞれの性格や特徴を解説します。

毛が抜けない中型犬の特徴

抜け毛の量は犬種によって大きく異なりますが、理由は毛の性質にあります。

ここでは、毛が抜けにくい犬種に見られる主な特徴を解説します。

毛が抜けない中型犬の特徴①シングルコート

シングルコートの犬は、毛が抜けにくいのが特徴です。

犬の被毛は大きく分けて「ダブルコート」と「シングルコート」の2種類があります。

ダブルコートの犬は、上毛(外側の毛)と下毛(内側の毛)の二重構造になっていて、季節の変わり目に大量の毛が抜けるのです。

一方、シングルコートの犬は上毛しかないため、毛の生え変わりによる抜け毛が少ない傾向にあります。

シングルコートの中型犬には、以下のような犬種がいます。

  • ミディアムプードル
  • ウィペット
  • バセンジー

抜け毛が少ない中型犬の特徴は、被毛がシングルコートであることがポイントです。

犬の毛質は見た目だけではわかりにくいので、事前にしっかり確認しましょう。

シングルコートとダブルコートの違い
犬の中には、オーバーコートとアンダーコートの両方を持つダブルコートの犬種と、アンダーコートがないシングルコートの犬種がいます。ダブルコートの犬種は、春と秋にアンダーコートが生え変わるため、季節による換毛期があります。一方、シングルコートの犬は、季節による換毛期がありません。

出典:GREEN DOG & CAT>プロが解説!犬の抜け毛対策と毛のタイプ別お手入れ方法

毛が抜けない中型犬の特徴②巻き毛・ワイヤー毛

巻き毛やワイヤーコートの犬は、毛が抜けにくく、床に毛が落ちにくいという特徴があります。

巻き毛の犬は、毛がくるくるとカールしているため、抜け毛が他の毛に絡まりやすく、そのまま床に落ちることが少ないためです。

また、ワイヤーコートとは、針金のように硬くまっすぐな毛質のことです。

毛がしっかりしていて、自然に抜け落ちにくい性質があります。

巻き毛・ワイヤー毛の代表的な中型犬は次のとおりです。

  • ミディアムプードル
  • ケリーブルーテリア
  • エアデールテリア
  • スタンダード・シュナウザー

抜け毛が気になる方は、巻き毛やワイヤー毛の中型犬を選ぶと、部屋の掃除を大幅に減らせます

ただし、巻き毛やワイヤー毛の犬は定期的なブラッシングやトリミングが必要不可欠です。

毛が抜けない中型犬8選

ここからは、抜け毛が少なく初心者でも飼いやすい中型犬を8種類紹介します。

それぞれの犬種について、性格や特性、飼育時のポイントもあわせて解説します。

毛が抜けない中型犬の比較一覧表

まずは、各犬種の特徴やケアのしやすさを一覧で見てみましょう。

犬種名被毛タイプ抜け毛の量お手入れ頻度性格の特徴初心者向け度
ミディアムプードル巻き毛/シングル非常に少ないトリミング:月1回
ブラッシング:週2〜3回
賢く社交的★★★★★
ウィペット短毛/シングル少なめブラッシング:週1回穏やか・静か★★★★☆
ケリーブルーテリア巻き毛/シングル非常に少ないトリミング:月1回
ブラッシング:週3回
無駄吠え少なく落ち着きあり★★★☆☆
エアデールテリアワイヤー/シングル少なめブラッシング:週2回
ストリッピング:2〜3ヶ月に1回
賢く忠実・活発★★★☆☆
アメリカン・コッカー・スパニエル長毛/ダブル調整しやすいトリミング:月1〜2回
ブラッシング:毎日
明るく社交的★★★☆☆
バセンジー短毛/シングル非常に少ないブラッシング:月1〜2回静か・マイペース★★★☆☆
ジャーマン・ピンシャー短毛/シングル少なめブラッシング:週1回警戒心強め・忠実★★★☆☆
スタンダード・シュナウザーワイヤー/シングル非常に少ないブラッシング:週2〜3回
ストリッピング:2〜3ヶ月に1回
賢い・やや頑固★★★☆☆

抜け毛の少なさだけでなく、性格やお手入れのしやすさも犬種によってさまざまです。

ここからは、それぞれの犬種について、特徴や性格、飼育する上でのポイントを詳しく見ていきます。

毛が抜けない中型犬①ミディアムプードル

ミディアムプードルは、抜け毛が非常に少ないことで有名な犬種です。

被毛はシングルコートかつ巻き毛で、抜け毛が他の毛に絡まるため、室内に毛が散らばりにくいのが特徴です。

性格は明るく、家族に対してとても忠実。

運動も好きなので、散歩や遊びを通じてしっかりコミュニケーションを取れます。

知能も高くしつけやすいため、初めて犬を飼う方にもおすすめの中型犬です。

ただし、毛が伸び続けるため、月1〜2回のトリミングと週2〜3回のブラッシングが必要です。

毛が抜けない中型犬②ウィペット

ウィペットは短毛の中型犬で、そもそもの毛量が少なく、抜け毛が目立ちにくい犬種です。

皮脂の分泌も少なめで、体臭が少ないのも魅力です。

性格はおだやかで飼いやすく、室内でも落ち着いて過ごす時間が長いという特徴があります。

ただし、走るのが大好きな犬でもあるため、運動の時間はしっかり確保しましょう。

被毛のケアは軽めで済みますが、寒さに弱いため、冬場の室温管理や洋服などでの防寒対策が必要です。

毛が抜けない中型犬③ケリーブルーテリア

ケリーブルーテリアは、青みがかったカールした被毛を持つ美しいテリア犬種です。

シングルコートで、毛が硬く抜けにくいため、部屋に毛が舞うことはほとんどありません。

無駄吠えが少なく、落ち着きがあります。

ただし、毛玉ができやすいため、定期的なブラッシングとトリミングが必須です。

毛が抜けない中型犬④エアデールテリア

エアデールテリアは「テリアの王様」とも呼ばれ、中型犬の中ではやや大きめです。

ワイヤーコートであるため、抜け毛自体が少ない上に、抜けても他の毛に絡まって床に落ちにくいという特徴があります。

そのため、室内に毛が散らばりにくく、掃除の負担が少なくて済むのも魅力のひとつです。

ただし、被毛を健康に保つためには、定期的なブラッシングに加えて、「ストリッピング」と呼ばれる古い毛を手で抜き取るお手入れが必要です。

性格は忠実で賢く、番犬としても活躍する一方で、運動欲求が強いため、毎日の散歩や遊びが欠かせません。

毛が抜けない中型犬⑤アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカン・コッカー・スパニエルは、見た目からは意外かもしれませんが、適切なケアを行えば抜け毛を抑えやすい中型犬です。

絹のような被毛は美しく、日常的なブラッシングと月1〜2回のトリミングを習慣化することで、毛の飛散を最小限に保てます。

明るく社交的な性格で、家族とのふれあいを好む家庭向きの犬種です。

ただし、被毛の手入れを怠ると絡まりや毛玉の原因になるため、こまめなケアが求められます。

毛が抜けない中型犬⑥バセンジー

バセンジーはアフリカ原産の珍しい中型犬で、「吠えない犬」として有名です。

また、短毛で皮脂も少なく、抜け毛が非常に少ないことでも注目されています。

清潔好きな性格で、猫のように自分で体を舐めてきれいに保とうとする点も特徴です。

においもほとんどせず、体臭が気になる方にもおすすめできます。

やや独立心が強く、マイペースな性格なので、しっかりと信頼関係を築くしつけが重要です。

毛が抜けない中型犬⑦ジャーマン・ピンシャー

ジャーマン・ピンシャーは短毛で、抜け毛が少なく、手入れがしやすい中型犬です。

毛が抜けても細くて軽いため、掃除の手間が少なくて済みます。

運動能力が高く、警戒心もあるため、番犬としての素質も持ち合わせています。

性格は活発で、しっかりとリーダーシップを取れる飼い主に向いています。

皮膚が弱い傾向があるため、シャンプーやブラッシング時は丁寧にケアすることが大切です。

毛が抜けない中型犬⑧スタンダード・シュナウザー

スタンダード・シュナウザーは、ワイヤーコートの中型犬で、抜け毛が少なく、臭いも少ない中型です。

眉毛と口ひげのような被毛が特徴的で、個性的な見た目も人気の理由となっています。

忠実で頭が良く、しつけが入りやすい一方で、やや頑固な面もあるため、一貫した対応が必要です。

毛が抜けにくい分、被毛の健康を保つために定期的なブラッシングとプロによるトリミング、ストリッピング(毛抜き)などの手入れが必要になります。

毛が抜けない中型犬を飼う前に知っておくべきこと

「抜け毛が少ない犬なら、手がかからなさそう」と思うかもしれませんが、実際には注意すべきポイントがいくつかあります。

ここでは、事前に知っておきたい3つの基本事項を解説します。

抜け毛が「ゼロ」の犬はいない

抜け毛がまったくない犬は存在しません。

たとえ「抜け毛が少ない」と言われる犬種でも、被毛の新陳代謝は自然に起こるため、毛は少なからず抜けます

プードルやシュナウザーのようなシングルコートで巻き毛の犬種は、抜けた毛が他の毛に絡まりやすく、床に落ちにくい特徴があります。

そのため「毛が抜けない」と感じられることが多いのですが、実際には毛が抜けていないわけではありません。

つまり、「毛が抜けない犬」=「毛が抜けにくい犬」「毛が落ちにくい犬」という意味。

抜け毛が完全にゼロではありませんが、掃除やケアの負担が少ない犬種であると理解しておくことが大切です。

抜け毛が少なくてもお手入れは必要

抜け毛が目立たないからといって、ケアの手間が少ないわけではありません。

むしろ、抜け毛の少ない犬種の多くは被毛が伸び続けるため、定期的にブラッシングやトリミングを行わないと毛玉になったり皮膚トラブルの原因になります。

たとえば、ミディアムプードルやケリーブルーテリアは、月に1〜2回のトリミングが必要です。

「抜け毛が少ない=ノーメンテナンス」と誤解すると、かえってトラブルが起きやすくなります。

被毛の特徴ごとに必要なケアが異なることを理解しておきましょう。

毎月の飼育費用を把握しておく

抜け毛が少ない犬種は、その分被毛ケアにかかる費用が多くなる傾向にあります。

とくにトリミングが必要な犬種は、月1回あたり8,000円〜12,000円、犬種やサロンによっては15,000円を超えることも

また、ブラシ、シャンプー、スリッカーブラシ、毛玉カッターなど、家庭でも使うケア用品の初期費用も見積もっておく必要があります。

【費用の一例】

  • 初期費用(用品・ケージ等): 約50,000〜80,000円
  • 月額ケア費用(トリミング・消耗品): 約8,000〜15,000円
  • その他: 餌代・医療費などは別途発生

飼い始める前に必要なものをそろえるための「初期費用」と、飼い続ける上で毎月かかる「固定費」の両方を、事前に把握しておくことが大切です。

毛が抜けない中型犬を選ぶときのポイント

どの犬種を選ぶべきか迷っている方に向けて、生活スタイルや性格、将来的な視点を含めた選び方のヒントをご紹介します。

ライフスタイルに合う犬種を選ぶ

毛の抜けやすさと同じくらい大切なのが、その犬の運動量や性格が、自分のライフスタイルに合っているかどうかです。

たとえば、ウィペットやバセンジーは抜け毛が少ない一方で、しっかりした運動が必要な犬種です。

逆に、ケリーブルーテリアやアメリカン・コッカースパニエルは、室内でも比較的落ち着いて過ごせる犬種ですが、被毛の手入れが必要です。

「平日は仕事で忙しくて散歩時間が限られる」「小さい子どもがいて騒がしくなる」など、自分の生活環境を想定して、相性の良い犬種を選ぶびましょう。

お手入れの手間を考慮する

「毛が落ちないから掃除が楽」というイメージで選んでも、実はそのぶん被毛のお手入れの手間がかかる犬種が多く存在します。

たとえばプードルやシュナウザーは抜け毛が少ないものの、月1〜2回のトリミングは必須。

逆に、バセンジーやジャーマン・ピンシャーはトリミング不要でも、運動量やしつけの難しさがあるかもしれません。

つまり、何を「負担」と感じるかは人それぞれです。

  • 掃除を楽にしたい → 抜け毛が目立たない犬種
  • 手入れの時間をかけられる → トリミング犬種でもOK
  • 忙しくて手間がかけられない → 短毛で性格が穏やかな犬種

このように、自分が何に時間やお金をかけられるかを明確にしてから犬種を選ぶと、後悔の少ない選択ができます。

まとめ

抜け毛が少ない中型犬は、掃除の手間が減り、アレルギーの心配も軽くなるなど、初心者にも嬉しいメリットが多くあります。

ただし、毛が落ちにくいぶん、日々のお手入れや費用が必要です。

大切なのは、抜け毛の量だけでなく、性格や運動量、飼育環境との相性を総合的に見て選ぶこと。

本記事を参考に、あなたのライフスタイルに合うパートナーを見つけてください。

  • この記事を書いた人

もぐ

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