「2匹目の猫を迎えたいけれど、先住猫と仲良くなれるのか心配…」
そんなお悩みを抱えていませんか?
猫は環境の変化に敏感で、他の猫との関係づくりにも慎重な傾向があります。
そのため、そのため、先住猫と2匹目が仲良くなるまでの時間は、猫によってさまざまです。
焦らず猫のペースに合わせて見守ることで、少しずつ良い関係が築けるようになります。
本記事では、先住猫と2匹目が仲良くなるまでの目安やステップ、注意点について解説します。
2匹目の猫が仲良くなるまでの目安は1週間〜3ヶ月
猫同士が打ち解けるまでには、一般的に1週間から3ヶ月ほどかかると言われています。
ただし、これはあくまで目安であり、猫の性格や年齢、そして生活環境によって大きく変わります。
なかには、数日で自然に打ち解けるケースもあれば、3ヶ月以上かかることも珍しくありません。
猫はとても繊細で、環境の変化にも敏感です。
そのため、すぐに仲良くならなかったとしても、悲観する必要はありません。
大切なのは、焦らず猫たちのペースを尊重すること。
そのうえで、飼い主が適切にサポートしてあげることで、2匹の距離は少しずつ縮まっていくでしょう。
2匹目の猫が仲良くなるまでの5つの手順
猫同士が自然に仲良くなるには、段階的な慣らしが必要です。
無理に距離を縮めようとすると、かえって関係が悪化することもあります。
ここでは、先住猫と2匹目の猫が仲良くなるまでの5つの手順を解説します。
1.別室で生活させる
2匹目の猫を迎えたら、すぐに先住猫と会わせるのではなく、別室で隔離するところから始めます。
お互いの姿は見せず、においや音など間接的な刺激のみで存在を認識させましょう。
この隔離期間中は、2匹目の猫が新しい家に慣れる時間でもあります。
トイレや食事のリズムを安定させ、ストレスの少ない環境を整えてあげることが大切です。
目安としては3日〜1週間程度を見て、猫の様子に応じて調整します。
2.においの交換でお互いの存在に慣れさせる
猫はにおいで相手を認識する動物です。
姿を見せる前ににおいで慣れさせることで、対面時の警戒心をやわらげる効果があります。
以下のような方法でにおいを交換しましょう。
- それぞれの猫が使ったタオルやブランケットを交換する
- 一方の猫を撫でた手で、もう一方を撫でる
- お互いの生活スペースに相手のにおいがついたものを置く
においに慣れることで、相手への警戒心が少しずつ和らいでいきます。
3.ケージ越しやドア越しで安全な対面を行う
におい交換に慣れてきたら、いよいよ姿を見せる段階に進みます。
最初はケージ越しや、少し開けたドア越しなど、安全な距離と隔たりのある環境での対面が理想です。
時間は最初は1〜2分程度の短時間にとどめ、徐々に延ばしていきましょう。
お互いに威嚇や強いストレス反応がなければ、対面時間を少しずつ伸ばしていきます。
ポイントは、「お互いを自由に観察できるが、接触はできない」という環境を作ることです。
4.食事や遊びなどポジティブな体験を共有する
猫が「相手がいるといいことがある」と思えるような状況を意識して作っていきます。
とくに有効なのが、以下のような食事や遊びの時間を利用する方法です。
- ケージ越しや距離を取って同時にごはんを与える
- おやつタイムを一緒に楽しむ
- お互いが見える位置でそれぞれにおもちゃで遊ばせる
このように、「相手の存在=楽しい」「危険ではない」と感じさせることで、関係がポジティブな方向に進みやすくなります。
5.直接対面後は猫のペースで距離を縮めさせる
直接の接触ができるようになったあとは、飼い主が過剰に介入せず、猫同士のペースに任せましょう。
多少の威嚇や追いかけっこは、猫同士が関係を築くうえでよくあるやり取りなので、すぐに止める必要はありません。
ただし、以下のような状況が見られる場合は、注意が必要です。
- 一方的に攻撃している、または逃げ場がない
- しつこく追いかけ続けている
- 相手に明らかなストレス反応が出ている
- 怪我の危険がある
このようなときは、無理のない範囲で距離を取らせるなど、飼い主が安全を確保してあげてください。
普段はできるだけ静かに見守りつつ、猫たちが自然に距離を縮められるような環境づくりを心がけましょう。
先住猫が2匹目の猫を受け入れたときのサイン
2匹の関係が順調に進んでいるかどうかは、猫たちの日常のしぐさから読み取ることが可能です。
ここでは、先住猫が2匹目の猫を受け入れ始めたときに見られやすいサインを紹介します。
近い距離でごはんを食べるようになる
食事の時間は、猫にとって警戒心が表れやすい場面です。
その時間を同じ空間で落ち着いて過ごせるようになった場合、相手を危険な存在と感じなくなってきている可能性があります。
並んで食事をしたり、一定の距離を保ちながらも同時に食べられている様子が見られれば、受け入れは順調に進んでいると考えてよいでしょう。
同じ場所で寝る・リラックスした姿で近くにいる
警戒しているうちは、猫は自然と距離を取ろうとします。
そのため、近くで眠ったり、同じ場所でくつろぐ姿が見られるようになった場合は、安心感が生まれてきたサインです。
ぴったり寄り添っていなくても、同じ空間でリラックスして過ごしていれば、関係が安定し始めていると判断できます。
お互いを舐める・毛づくろいしあう
猫同士のグルーミングは、信頼関係が深まったときに見られる行動です。
とくに先住猫が2匹目の猫を舐めるようになった場合、「仲間」として認め始めている可能性が高いでしょう。
この行動が見られるようになると、関係性はかなり良好な段階に入っていると考えられます。
じゃれ合うようになる
追いかけっこをしたり、軽くじゃれ合ったりする行動も、関係がうまくいっているサインのひとつです。
遊びの最中にお互いが適度に距離を取り、休憩を挟みながら関わっている場合は、良好なコミュニケーションが取れている状態といえます。
ただし、唸り声が続いたり、一方が逃げ続けている場合は本気のケンカに発展する可能性があるため、様子をよく観察することが大切です。
じゃれあいが激しくなった場合の仲介方法
直接手を出すと、引っ掻かれたり噛みつかれたりすることが多いので、猫の近くで大きな音を立てる、霧吹きのようなものを使って水をかけるといった方法で、猫を驚かせてケンカから気を逸らせる方法がおすすめです。
至近距離でにおいを嗅ぐ・接触を嫌がらない
顔やお尻のにおいを嗅ぐ行動は、猫同士のあいさつのひとつです。
こうした接触を嫌がらずに受け入れている場合、相手への警戒心はかなり薄れてきています。
においを嗅いだあともその場にとどまり、穏やかな様子で過ごしているようであれば、お互いを受け入れ始めているサインです。
2匹目の猫が仲良くなるまでの注意点
猫同士が打ち解けるまでには時間がかかることもありますが、いくつかのポイントに気をつけることで、より良い関係を築きやすくなります。
ここでは、先住猫と2匹目の猫が仲良くなるまでに意識したい注意点を解説します。
いきなり同じ空間に入れるのはNG
2匹の猫を初日から同じ部屋で生活させるのは避けましょう。
猫は突然の環境変化や知らない猫の存在に強いストレスを感じやすく、激しい威嚇やケンカに発展することがあります。
猫同士の関係性は、時間をかけて少しずつ築くもの。
まずはにおいや音など間接的に存在を認識させ、段階を踏んで慣らしていくことが大切です。
先住猫を優先して安心させることが大切
新入り猫の行動が新鮮でかわいく見えるのは自然なことですが、飼い主がそちらばかり構ってしまうと、先住猫が不安や嫉妬を感じる原因になります。
とくに甘えん坊の先住猫は、「自分の居場所を奪われた」と感じやすいため注意が必要です。
そのため、先住猫には以下のような配慮を意識しましょう。
- ごはんやおやつは先住猫から先に与える
- なでたり遊んだりする時間は、先住猫を優先する
- 先住猫のお気に入りの場所や生活リズムはできるだけ守る
こうした行動で先住猫の安心感を保てば、新入り猫に対しても寛容になりやすく、2匹の関係性もスムーズに築きやすくなります。
トラブルが続く場合は専門家への相談する
猫同士の関係がうまくいかない場合、飼い主だけで何とかしようとせず、専門家の力を借りることも大切です。
「そのうち慣れるかも」と様子を見ているうちに、関係が悪化したり、どちらかが体調を崩してしまうこともあります。
相談先の例は以下の通りです。
- 行動診療に対応している動物病院
- 猫の多頭飼育に詳しい動物行動コンサルタント
- 猫の習性を理解したペットシッター
専門家の視点を取り入れることで、飼い主が気づけなかった問題点や対処法が見えてくることもあります。
無理をせず、必要に応じてサポートを受けることで、猫たちにとってより安心できる環境を整えてあげましょう。
まとめ:2匹目の猫と仲良くなるまで焦らず見守ろう
2匹目の猫との生活を始めるには、準備と段階を踏んだ対応が何より大切です。
すぐに仲良くなるケースもありますが、多くの場合は少しずつ距離を縮めていくことになります。
焦らず、猫のペースに寄り添いながら、時間をかけて信頼関係を築くことが、猫同士の円満な関係への近道です。また、飼い主が冷静で安心感のある存在であることが、猫たちにとっての支えにもなります。
正しいステップと心構えを持って迎え入れれば、猫たちは自然とお互いを認め合い、共に穏やかに暮らせるようになります。
2匹の猫たちと過ごす毎日は、きっとかけがえのないものとなるでしょう。
2匹目の猫を迎えるときは、先住猫との関係がうまくいくかどうか、不安に感じることもあるかもしれません。
しかし、猫同士が打ち解けるまでには時間がかかるのが普通であり、段階的に慣らしていくことが大切です。
飼い主が焦らず猫たちのペースを尊重しながら見守り、必要に応じてサポートしてあげることで、2匹の関係は自然と築かれていくでしょう。
猫たちが無理なく穏やかに過ごせるよう、日々の小さな変化を見守っていきましょう。